子どもが野菜を食べない!!
と、どのママやパパも口を
そろえていることでしょう。
しかし、
みなさんも小さい頃に
好き嫌いがあったように、
子どもが野菜を
食べないことは
仕方ない部分もあります。
だからといって食べさせないことは
健康的に良くありませんので、
子どもの気持ちを考えながら、
野菜を食べてもらえるように
オススメできる解決方法を大紹介!
ぜひ、参考にしてみてください!
目次
子どもが野菜を嫌いになる理由が3つあった
1、『本能的な問題』
人が感じる味には5つあります。
それは、「甘味」「旨味」
「塩味」「酸味」「苦味」です。
これが基本の味を分類したものですが、
「味蕾(みらい)」という
口内や下に存在する器官で
感じとっています。
しかも、これらの味には役目も
しっかりあるのでご紹介します。
○「甘味」
炭水化物(お米、パン)に含むエネルギー原を伝える
○「旨味」
たんぱく質(肉や魚)を伝える
○「塩味」
ミネラル(塩)を伝える
この3つは、生活の上で、
必要であるという認識の食べ物なので、
比較的、本能的視点から
人が好む味とされています。
○「酸味」
未熟、腐敗な物を伝える
○「苦味」
毒であることを伝える
この2つは、
警戒のような働きをしていますよね。
したがって、子どもたちを
始め、人の本能には、
「酸味や苦味=危ない味」ととらえ、
子どもたちは自然に
野菜嫌いになってしまう傾向になります。
2、『ネオフォビア』
これは、新奇恐怖になりますが、
始めてのものや未知のものを
怖がるといったことですね。
特に子どもは、野菜を食べる前に、
何だろう?と思い、
実際に食べれば酸味や苦味を感じて、
その後は野菜が嫌いになって
しまうのかもしれませんね。
また、見た目や匂いにも反応し、
警戒して子どもの本能が
そうさせているのでしょう。
3、『HSP(Highly Sensitive Person)』
HSPとは簡単に
「非常に敏感な人」
というような意味ですが、
アメリカの心理学者の
「エレイン・アーロン氏」をご存じですか?
この方がいうには、
人口の15%~20%がこのHSPの人である、
というのです。
非常に強い、感性を持つ
敏感な人たちなのです。
HSPの子どもはの特徴として、
やはり、感受性や共感力が生まれつき、
強く、また、匂いや味覚に敏感なようです。
超能力者までとはいきませんが、
こういった子どもたちは、
味覚などが敏感で繊細なため、
これが好き!あれが嫌い!と
瞬時に判別をしてしまうのかもしれません。
それが、野菜の好き嫌いに
影響を与えている可能性も考えられます。
ただ、子どもでも大人でも
食べ物の好き嫌いにはやはり、
個人差はあります。
同じ野菜を食べても一人一人が
違う感じ方をするんだ!
とママやパパが認識しておけば、
野菜を食べない子どもにも、
少し余裕を持って
接することができると思います。
単なる子どものワガママではない!
ということになると思います。
それでは、次に具体的に、
子どもの野菜嫌いを少しずつ、
少なくしていく7つのポイントを
ご紹介しますね。
子どもが野菜を食べない…簡単な解決方法!
1、『無理に食べさせない』
子どもだけでなく、
誰もが無理にされると
嫌がるのは当然です。
子どもの野菜嫌いには、
何かしら理由があったりします。
無理にすると、
逆効果になりますので、
気をつけましょう。
安心感を与えるために、もし、
野菜を食べられなくても、
怒らないようにしましょう。
子どもたちは、
安心感を求めているので、
怒らずにたまに、
食べてみない?
と声をかけて、
軽くジャブを打つくらいが丁度いいでしょう。
食べてみたいという気にするまで、
気長に待ってみましょう。
2、『食事は楽しいことを覚えさせる』
母親が小さい時に
好き嫌いがある場合は、
子どもにもその影響があり、
全体での割合が高いという
結果が出ています。
この調査は
カゴメ株式会社さんの調査ですが、
母親の影響は子どもに対して
強いものがありますよね。
誰でも嫌いな物を食べるのは
抵抗があるものです。
ですので、
まずは食事そのものを
楽しむことをオススメします。
楽しい雰囲気の中で食事をすると、
子どもも喜びます。
子どもが嫌いな物を
ママやパパが楽しそうに食べれば、
その影響で、
子どもも食べてくれるかもしれませんよ!
「小さい時は嫌いだったけど、
今はおいしく食べているよ」
など、会話のネタにするのもオススメです。
3、『料理をする過程を見せる』
ママやパパが
料理をしている姿を子どもに見せる、
もしくは、
一緒に作るなど、
料理に楽しく触れさせてあげると、
ちょっと食べてみようかなと、
野菜をパクっと食べるかもしれません。
また、畑やプランターなどが
近くにあれば、
野菜を実際に育てて、
野菜がスクスクと育つ様子を見せるのも
新鮮な気持ちになる可能性もあります。
食べさせるという視点から
野菜を見る、育つ、
という考え方もアリですよ。
何でもそうですが、好きになることが、
成功のカギになる!私はそう思います。
4、『調理方法や料理の見た目を工夫』
野菜が嫌いな子どもも、
料理の見た目などが変われば
食べてみたいと思う時も
あるかもしれません。
例えば、
人参、ピーマン、玉ねぎ
などの野菜を料理する前に
しっかり使う野菜を
洗い、下ゆでをします。
そうすると、
野菜の臭い匂いを薄めることができます。
また、野菜をスティック状にして、
マヨネーズなどをつけて食べる
という工夫も面白いですね。
他には野菜を可愛いハートや
お星さまにしてみたりして、
野菜を食べない子どもの
興味を惹いてしまいましょう。
そして、
盛り付けも一緒に行い、
子どもの好きな皿に盛り付けしてみましょう。
盛り付け方も工夫すると楽しめます。
5、『野菜の姿を良い意味で消す』
これは、野菜を細かく切ったり、
すりおろしたりして、
野菜インパクトを薄くしてみる事です。
子どもが好きなカレーや
ハンバーグの中には潜めて作る
イメージですね。
たまに、テレビで見かけたりする
光景だと思います。
蒸しパンやパウンドケーキなどの
おやつ系なものにも
潜めても良いかもしれません。
いろいろと工夫してみてください。
例え、感づかれても
怒らないようにしてくださいね。
意地を張る子どもも中にはいますので、
状況を見ながらいろいろなアイデアで
攻めて行きましょう!
子どもを褒めることがポイントになります。
6、『野菜ジュース作戦』
子どもの野菜嫌い、
苦手意識を少しでもとるために、
野菜ジュースにして、
ジュース感覚を与えるのも
オススメの作戦です。
自宅で野菜を入れる時に、
子どもが好きなヨーグルトや
ハチミツを入れてあげると、
喜ぶ確率は高くなります。
7、『環境を変える』
家で野菜を食べないけど、
幼稚園や小学校では食べる
というケースもあります。
先生と状況を話し合ってみてください。
また、子どもにも
こだわりみたいなものがあり、
祖父母となら食べる、
外食なら食べる、
など条件が合うことで野菜を
食べるケースもあることを
認識しておきましょう。
要は、野菜そのものというよりは、
環境が影響を与えている
可能性もあると考えます。
言ってはいけないのは、
「家でもちゃんと食べなさい!」
という言葉です。
気長に子どもの成長を待つ余裕も
大事です。
料理のイベントや料理教室に
一緒に連れて行くことも
選択肢としては、アリですよ!
何がキッカケで野菜嫌いが
治るのか分かりませんので!
まとめ
なぜ、子どもが野菜を嫌いなのかは、
子供それぞれで、
完璧には分からないものですよね。
本人にしか分からないですが、
そこを探るのがまた、
面白いポイントではないでしょうか。
紹介した解決法を参考にしながら、
ぜひ、楽しい食事にしてみましょう!