墓じまいの挨拶状の書き方は?遠方の親戚にも出すべきか?

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昔は一家の主である長男が、先祖代々

受け継がれてきた家とお墓を守る、

ということが当たり前とされてきました。

しかし、少子化や核家族化が進んだ

現代では、跡取りがいなかったり、

遠方に住んでいるために、

なかなかお墓に行くことすら

出来なくなってしまっているケースが

現状として増えてきています。

誰にも手入れされない

無縁墓になってしまうことも多く、

元気なうちに墓じまいをしようと

決断する人も多くなりました。

しかし、実際、墓じまいをするのは

とても労力がいります。

やっと、閉眼供養が終わったにしても

安心はしてられません。

閉眼供養の後には、いろいろとお世話になった

方に挨拶状を書かなければなりませんよね。

墓じまいなんて初めての経験で、

どのように挨拶状を書いたらいいのか

分からないし、

どの親族まで出したらいいのか分からない

という方のために、

今回は挨拶状についてお話しします。

参考にしてみてください。

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墓じまいの挨拶状の書き方

まず、挨拶状は普通、はがきで済ませることが

一般的とされているので、

簡潔に書くことが望ましいとされています。

また、口頭で前もって挨拶をした方や、

お世話になった方々にも必ず

挨拶状を出した方が良いとされています。

後々のトラブル回避のためにも、

心をこめて丁寧に挨拶状を書いた方が良いですね。

出すタイミングとしては、

ご遺骨を取り出した時か閉眼法要を行ってすぐが

ベストなので、後で慌てなくて済むように

あらかじめ用意しておきましょう。

内容については、特別な決まりはありませんが、

最低限、書いておかなければならないことがあります。

①時候の挨拶(季節の挨拶)

(例文)
・風薫る五月となりました。
・立秋とは名ばかりの暑い日が続いております。

②墓じまいをした時期

(例文)
この度、我が家の墓所を去る○月○日に、

墓じまいを致しました。

③元のお墓の所在地・改葬される場合は

新しいお墓の所在地

(例文)
・遺骨につきましては、

自宅にて保管することと致しました。

・改葬先の所在地は、

〇〇にある△△霊園となっております。

④墓じまいの理由・経緯

(例文)
我が家では、私の後に墓を管理できるものが

誰もおらず、このまま放置してしまうことは、

ご先祖様にも申し訳ないことと思い、

私が元気なうちに墓じまいをさせて

いただくこととなりました。

という感じです。

この①~④までの事項を順番に書き、

最後に季節の結びの文章を付けて

締めると良いとされています。

墓じまいの時は遠方の親戚には挨拶状でなく手紙でも良い?

閉眼法要の時など立ち会う親戚も

いるとは思いますが、遠方の親戚などは

なかなか立ち会えなかったりしますよね。

そんな時に、挨拶状ではなく

手紙を出しても良いのでしょうか?

まず、遠方の親戚であっても、

親のきょうだいであったり

自分のきょうだいの場合は、

必ず事前に声をかけておくべきなので、

トラブルを避けるためにも合意を得た上で

墓じまいをすることが重要になってきます。

合意を得ていて、普段から良好に

コミュニケーションを取れている場合は、

挨拶状だけでも構いませんが、

お世話になった意味を込めて手紙

という形をとっても特に問題はありません。

また、疎遠になってしまった親戚であっても

墓じまいの契約をした旨などは、

手紙で細かく知らせるといった配慮が

あった方がよいでしょう。

さらに、親戚でなくてもお墓参りに

来て下さっていた方がいるかもしれません。

そういう方々にも、感謝を込めて墓じまいの

挨拶状やお手紙を記した方がいいですね。

要は、挨拶状でも手紙でも礼儀正しく、

相手を思いやった文章で書けているかが重要です。

墓じまいは、根気が入り大変な仕事の一つですが、

自分がいなくなった時のことや、

残された家族の為にも、決断したらなるべく早く

時間をかけて進めていくことをお勧めします。

まとめ

・挨拶状は、簡潔に丁寧に書くこと。

・手紙でも礼儀正しさと丁寧さが伝わればOK。

・親戚以外のお世話になった方々のことも忘れずに。

➡次の記事は大祓についてです

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