酸味と塩味が絶妙なバランスでいただく
ぬか漬けは、最高です!
こんなぬか漬けを目指して、
ぬか床を始めた方も
多いのではないでしょうか。
しかし、決められた材料の分量で、
しかも、手順通りにぬか床を作っても、
なぜか失敗してしまうことはありませんか?
初心者のうちは、
漬けた食材がしょっぱ過ぎたり、
ぬか床がゆるくなってきてしまったりと
なかなかうまくいきません…。
そこで、今回は、
ぬか床がしょっぱくなったり、
ゆるくなったりした時の
簡単にできる対処法をご紹介します。
対処方法を知っておけば、
ぬか床をそのまま利用して、
おいしいぬか床に
生まれ変わらせることができます!
おいしく食材を漬けて、家族で
健康な日本の食文化を味わいましょう。
目次
ぬか床デビュー!でもぬか漬けがしょっぱい時の対処法!
ぬか床がしょっぱくなってしまう原因は、
塩の入れすぎとぬか床が
熟成されていないことです。
まずは、ぬか床がどうして
しょっぱくなっているのか
原因を探りましょう。
原因が分かったら、
その原因に合った対処方法を実践しましょう。
塩の入れすぎ
お米屋さんから購入した米糠は、
塩分が全く入っていないので、
作り方通りに決められた分量の
塩を入れて大丈夫です。
しかし、市販のぬか床はすでに塩が
多く含まれていることがあります。
この場合は、ぬか床自体の塩の量が
すでに十分にあるので、
野菜には塩をすりこまずに
漬けるようにします。
ぬか床の塩分が多くなると、
ぬか床で大活躍してくれる乳酸菌の
働きを抑制してしまいます。
しょっぱいなと感じたら、
足しぬかをして塩分を少なくしていく
という方法もあります。
この時、生ぬかよりも
炒りぬかを入れることをおすすめします。
ぬか床の様子を観察しながら、
炒りぬかを少しずつ入れていきます。
足しぬかをしたら、
2~3日は野菜を漬けないでくださいね。
そのままにしておくと、
乳酸菌が繁殖してくれます。
ぬか床が熟成されていない
ぬか床の熟成を助けるために、
「捨て漬け」はしましたか?
「捨て漬け」というのは、
ぬか床を作ったら、野菜を漬けては
捨てるという作業を5回ほど行うことです。
この作業を繰り返すことで、
だんだんと塩の量が調整されてきます。
おいしく漬かるのは、
1~2か月後になります。
この時使う野菜は、
水分が多く含まれている野菜が
おすすめです。
キャベツやかぶ、大根などです。
かぶや大根の葉の部分を使って、
捨て漬けをするのも良いですよ。
このように、ぬか床自体の
塩分を調整することで、
おいしいぬか漬けが
できるようになってきます。
また、漬けた食材がしょっぱい時は、
その食材を塩抜きしたり、
そのしょっぱさを活かして
調味料として使ったりすることもできます。
私は、しょっぱくなってしまった時、
食材を細かく刻んで
チャーハンの中に入れて食べています。
塩味が効いていて、
とてもおいしく料理が楽しめます。
また、料理レシピを紹介している
アプリなどでは、しょっぱいぬか漬けを
利用したレシピも紹介されていますよ。
捨ててしまうのは、もったいないので、
ぜひ活用してみてください。
ぬか床がゆるい…そんな時の対処法!
ぬか床は、何回も野菜を漬けていると、
野菜から出てくる水分でゆるくなってきます。
このような時は、水分を吸い取る方法と
ぬかと塩を足す方法があります。
水分を吸い取る方法【1番簡単】
キッチンペーパーなどをぬか床の
上から押さえつけて、水気を吸わせます。
これは、とても簡単な方法なので、
実践している方も多いです。
水分を吸い取る方法【しっかり取れる編】
布巾でぬか床を包み込み、
水分を絞り出します。
これは、ぬか漬けのプロが
教えてくれた方法です。
ぬか床の量が多い方は、
少し手間はかかりますが、
しっかりと余分な水分を取ることができます。
水分を吸い取る方法【プロ絶賛の裏技】
これも、ぬか漬けのプロが
教えてくれた方法です。
キッチンペーパーをボール状に丸めて、
容器の四方と真ん中に埋めて
水分を吸わせます。
埋めたキッチンペーパーは翌日取り出します。
この方法は、野菜を漬けながらもできるので、
おすすめですよ。
ただ、このような方法は水分を吸い取る時に
旨みまで吸い取ってしまいます。
旨みはそのままにしておきたいと
考える方は、次の方法を試してみてください。
ぬかと塩を足す方法
カップ1のぬかに対して、
塩小さじ1~塩大さじ2分の1を
目安に加えましょう。
自分のぬか床の様子をみながら、
塩加減を調節してくださいね。
このように、ぬか床が
ゆるくなってしまった時は、
水分を調節することで解決できます。
ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
今回は、ぬか床がしょっぱくなったり、
ゆるくなったりした時の
簡単な対処法についてご紹介しました。
ぬか床は、塩や水分を調節することで
おいしく仕上がります。
また、ぬか床は家族で代々
受けうがれている家庭があるように、
時間をかけておいしくなっていくものです。
焦らず、気長にぬか床作りを
楽しんでいきましょうね!