箱根駅伝の外国人選手枠について徹底解説

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お正月の風物詩としても有名な「箱根駅伝」

箱根駅伝は、大学の三大駅伝として、

毎年1月2日と3日の2日間に渡って、

テレビ中継されるお正月の一大マラソンです。

毎年繰り広げられる大学生たちの

熱い感動ドラマに、涙する人も

多いことと思います。

近年では、箱根駅伝でも

外国人留学生の活躍が

目立つようになってきました。

特に、アフリカ系の

黒人留学生の勢いは凄いですよね。

一気にごぼう抜きをして区間賞を

獲る人も多く、日本人とは

違う軽やかな走りは、

見ていて圧倒されます。

私は、外国人留学生の走りや起用は

アリだと思っているのですが、

中にはやはり、嫌な気分になる

日本人も多いようですね。

確かに、必死になって走っていた

日本人選手たちが、外国人留学生に

あっさりと抜かれていく姿は、

見ていて可哀想な気持ちになってしまいます。

そもそも、外国人留学生たちが

活躍するようになってきたのは、

いつからなのでしょうか。

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箱根駅伝外国人の歴代選手について徹底調査

そもそもの始まりは、

1989年に開催された第65回大会でした。

出場3年目となる山梨学院大学が、

ケニア出身のジョセフ・オツオリ

「花の2区」のランナーとして

出場させたのです。

彼は1年生ながらに、圧倒的な走りで

周りを突き放し、7人抜きという

快挙を成し遂げました。

また、彼が4年生となった

1992年の第65回大会では、

3区でもケニア出身の留学生、

ステファン・マヤカを起用し、

見事、山梨学院大学初の

総合優勝を果たしています。

そして、ジョセフ・オツオリの卒業後は、

ステファン・マヤカの活躍もあり、

山梨学院大学は1994年と1995年に

連続で総合優勝を果たしました。

さらに、この頃から

山梨学院大学だけではなく、

他の大学でも外国人留学生を積極的に

起用する大学が増えています。

外国人留学生の走りが、

それまで活躍していなかった大学の

起爆剤となっていたことは、

確かなようですね。

特に、よく注目を浴びていたのが、

ケニア勢の外国人留学生たちです。

ジョセフ・オツオリステファン・マヤカ

その1人でしたが、彼らを皮切りに、

ケニアからは多くの留学生たちが

箱根駅伝で活躍しています。

ジョセフ・オツオリや

ステファン・マヤカに続き、

特に注目を浴びたケニアの

留学生は以下の2人です。

  • メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大学)

2009年の第85回大会では、

前年に自身で出した2区の区間新記録を

19秒も更新したランナーです。

2区での連続区間新記録は、

箱根駅伝のスター選手・瀬古利彦の

記録以来で、29年ぶりの

快挙となっていました。

ちなみに、彼の記録「1:06:04」は

未だに破られていません。

  • ギダウ・ダニエル(日本大学)

2006年から2009年まで、4年連続で

「花の2区」を走ったランナーです。

4年生となった2009年の第85回大会では、

なんと20人抜きという快挙も達成しています。

その他にも、

ガンドゥ・ベンジャミン

ダンガン・モゼ、

パトリック・マゼンゲ・ワンブイなど

箱根駅伝を賑わせたケニア留学生は

多くいました。

類いまれなる才能を持ちながらも、

勤勉さを忘れなかった彼らは、

チームの底上げに、いい効果を

もたらしていたようです。

しかし、このままでは箱根駅伝なのに

出場選手が外国人ばかり…なんてことにも

なりそうですよね。

そのため、

外国人留学生の出場を、

一部の日本人たちが

批判していたことも事実でした。

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箱根駅伝の歴史について

1989年に初めて、

外国人留学生のランナーが登場して以来、

多くの外国人留学生が

起用されるようになってきた箱根駅伝。

このままでは、外国人ばかりの

出場になってしまうと感じた

関東学生陸上競技連盟は、

2006年に新たな規定を設けます

それは、外国人留学生のエントリーは

2人以内で、さらに、実際に走ることが

出来るのは1人だけというものでした。

つまり、最初にエントリーされる

16人のうち2人までが外国人留学生。

そして、そこから出場出来る10人のうち、

外国人留学生は1人だけというものです。

そのため、タイム的にはチーム上位でも、

箱根駅伝には出場出来なかったという

外国人留学生も多くいるようですね。

少し勿体無い気もしますが、外国人留学生が

チームに入ることで、チーム全体の

底上げになっていたことは

間違いないと思います。

ちなみに、外国人留学生は2区を

走る人が多いですが、

ルールとしては、どの区を走っても

構わないことになっています。

おそらく、来年の箱根駅伝も

外国人留学生は出場されるはずです。

彼らの走りが、箱根駅伝をより一層

盛り上げてくれることを期待しましょう。

まとめ

▪外国人留学生の出場には、

今でも賛否両論がある

▪外国人留学生の始まりは、

1989年のジョセフ・オツオリだった

▪2006年から、

外国人留学生のエントリーは2人まで、出場は1人までと決められている

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