今や節分の食べ物として
定番となった恵方巻き。
節分になると、その年の方角を向いて
黙って恵方巻きを食べるというのが、
今では当たり前の光景ですよね。
でも、私が子供の頃には、
そんな風習ありませんでした。
一体、恵方巻きって
どこから流行ったんでしょうね。
そもそも、黙って食べなきゃならない
理由は何なのでしょう。
今回は、そんな恵方巻きの謎を
徹底調査していきたいと思います。
目次
恵方巻を食べると願いが叶う?!正しく食べると効果バツグン?!
恵方巻きでよく言われるのが、
その年の方角を向いて
黙って食べると願いごとが
叶うという言い伝えです。
でも、なんで黙って食べなきゃいけないのか
ちょっぴり疑問ですよね。
実はこれ、ちゃんと理由がありました。
恵方巻きを食べている途中に
喋ってしまうと、口から福が
逃げてしまうんだそうです。
そもそも恵方巻きとは、
福を巻いた巻き寿司のこと。
この巻かれた福を
逃がさないようにするため
黙って一気に食べるんだそう。
また、恵方巻きをその年の方角を
向いて食べることで願い事が
叶うとも言われています。
ちなみに、その年の方角というのは
歳徳神という神様がいる方角です。
歳徳神とは、その年の福や財産を
取り仕切っている神様だそうで、
その年の干支によっている
方角が変わるんだそう。
その方角を向いて、黙って恵方巻きを
食べるだけで本当に願い事が叶うなら、
やる価値はありそうですよね。
なんか嘘っぽい気もしますが、
実は願い事が叶う根拠も
ちゃんとあるんですよ。
それは、心理学でいう所のプラシーボ効果、
つまり思い込みによる暗示効果です。
「恵方巻きを正しく食べたから、
絶対に願い事が叶う!」という自分の
強い思い込みが、その願い事を
本当に実現させてしまうようなんです。
「そんなの絶対ウソでしょ～」と
思いながら、半信半疑で
やってはいけません。
しっかりと願い事が叶うことを
頭の中でイメージして、
恵方巻きを食べることが重要なんです。
例えていうなら、
アスリートたちが試合前にする
イメージトレーニングと一緒です。
自分はこの願い事を叶えるんだ!と
強い気持ちを持つことで、願い事を
叶えるために自分がすべき行動も、
必然的に見えてきます。
そうして、頭が潜在的にそのイメージを
持つことで、自ら実現するための
行動をしていくことが出来るんです。
思い込みの力って凄いですよね。
とにかく、願い事を叶えたいなら
恵方巻きを正しく食べること。
そうすれば、自分の思い込みによって
効果はバツグンに現れるかもしれませんよ。
ぜひ試してみて下さいね。
関西から発信!?恵方巻の歴史についてご紹介
ちなみに、この恵方巻きの発祥については
様々な説があり、
未だにはっきりと分かっていません。
古いものだと、戦国時代に
恵方巻きを食べて勝利したことから
始まったとされている説もありました。
他にもいろいろな説がありましたが、
どうやら発祥は大阪で間違いなさそうです。
というのも、大阪では1932年に
大阪の鮓商組合が、販売促進の目的で
「巻き寿司と福の神を
節分の日に丸かぶりしよう」という
趣旨のチラシを出しています。
また、1974年には大阪の海苔店経営者たちが
海苔の需要拡大を狙いとして
「巻き寿司早食い競争」を節分の
イベントとして開始していました。
このイベントが道頓堀で
開かれるようになると、メディアでも
注目を集めるようになっていったようです。
このようにして、大阪では注目を浴びていた
恵方巻きが、全国に広まる
きっかけとなったのが
コンビニ・セブンイレブンです。
セブンイレブンでは、
1989年から恵方巻きを販売しています。
ちなみに、初めは広島の
セブンイレブンだけで
販売されていたそうです。
たまたま広島のコンビニオーナーが、
大阪では節分に恵方巻きを食べる
風習があると知っていたのだそう。
これを聞いた広島の「オペレーション・
フィールド・カウンセラー」が
実験的に節分イベントとして
恵方巻きを仕掛けたら、これが見事大当たり。
そして、1998年には
関東のコンビニでも恵方巻きが
売られるようになり、
私たちにも定着したと言われています。
最近になって広まったのには、
こんな裏歴史があったんですね。
まだまだ、発祥の起源については
謎の多い恵方巻き。
しかし、その存在を知った今、
ぜひとも節分には恵方巻きを食べて
願い事を叶えたいものです。
まとめ
・恵方巻きを食べる時は無言が鉄則！
喋ってしまうと口から福が逃げてしまう
▪プラシーボ効果による思い込みで、
恵方巻きの願い事は叶うかも!?
▪恵方巻きが浸透したのは、
コンビニ・セブンイレブンのおかげだった